いわてピンクリボンの会について

会長あいさつ

会長 太田 睦子

2022年度の総会で会長に再任されましたので、改めてご挨拶申し上げます。 当会は、乳がんに関する正しい知識を広め、早期発見・早期治療の大切さを呼び掛けている市民ボランティア団体です。2009年の設立以来、乳がん専門医の先生方のご指導の下、多くの団体や企業のご支援を受け、「乳がんで悲しむ人を減らしたい」という願いを込めて活動しています。

さて、年間100万人ががんにかかる時代、私たちにはがんと共に生きる覚悟が必要です。とりわけ乳がんは女性が罹るがんで最も多く、10年程前は生涯のうちに乳がんに罹る確率は20人に1人でしたが近年では9人に1人と2倍以上に増加しています。がんと聞くと怖いイメージが強いですが、乳がんは早期に発見すれば95%以上の確率で治る時代になってきました。そこで、乳がんから命を守るために、乳がんの早期発見に役立つ生活習慣《ブレスト・アウェアネス》をお勧めしています。それは、日頃から自分の乳房の状態を知って、乳房の変化に気を付け、変化に気付いたらすぐ病院へいく、40歳になったら2年に1回乳がん検診を受けるというものです。ブレスト・アウェアネスは、検診年齢前の若年性乳がんの発見にも役立つといわれていますので、20歳になったら、普段の乳房の状態を知るために入浴時に素手で乳房を洗うことから始めてみましょう。さらにはブレスト・アウェアネスが生活習慣として定着することによって、私たち自身のためだけではなく、未来の子どもたちへも身を守る習慣として受け継がれていきますようにと、願うものです。

「知識は力なり」という言葉のとおり、乳がんと向き合うためには正しい知識を学び備えることが大切です。毎年10月のピンクリボンフェスタで開催している専門医による講演会は、より広く多くの方に視聴していただけるようWeb配信も始めました。  私たちは、女性が生き生きと活躍しいつまでも輝き続けることを願って、今後も乳がんに関する正しい情報の発信・啓発活動に積極的に取り組んでまいります。

沿革

2009年度 設立総会 役員承認(会長:仁昌寺幸子、副会長:山内里香、鈴木俊子)
ロゴマーク発表、乳がん月間の10月にピンクリボンフェスタ開催決定
実行委員会による「2009いわてピンクリボンフェスタ」初開催(スマイルウォーク主会場:盛岡城跡公園多目的広場)
2010年度 フェスタの主催を実行委員会からピンクリボンの会単独に移行
東日本大震災発生(2011.3.11)
2011年度 寄付金付き自動販売機県内初設置(矢巾町アルコ)
岩手日報全面広告掲載「2011いわてピンクリボンフェスタ」
フェスタプレイベント「お話と歌の集い」
2012年度 役員改選(会長:仁昌寺幸子、副会長:鈴木俊子、昆 茂)
新事務所開局(岩手県対がん協会内)
スマイルウォーク主会場:中津川河川敷
2013年度 会費制導入決定
5周年記念事業《無料乳がん検診》実施
2014年度 役員変更(副会長:太田睦子)
スマイルウォーク主会場:教育会館ホール
2015年度 役員改選(会長:仁昌寺幸子、副会長:太田睦子、北田晃)
東日本大震災被災地支援事業(委託事業)
《ピンクリボンでつなぐ絆プロジェクト2015 in釜石》開催
2017年度 スマイルウォークコース:大通歩行者天国行進
2018年度 役員改選(会長:仁昌寺幸子、副会長: 三浦敦、太田睦子)
10周年記念事業「記録誌」発行承認(定期総会)
2019年度 役員変更(会長: 太田睦子、副会長:永峰正幸、小笠原厚子)
10周年記録誌配布
2020年度 新型コロナウイルス感染拡大防止のため政府の自粛要請を受けてフェスタ休止決定
2021年度 「ブレスト・アウェアネス」をテーマに、新型コロナウイルスの感染拡大防止に配慮した啓発活動を実施

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